旅 日 記
阿蘇ロングステイ
えびの高原 霧島神宮 2011年5月8日(日)
今朝も雨こそ降っていないもののどんよりとした曇り空である。週間天気予報では晴れだったのに昨夜の予報では少し悪い方へ変わっていた。熊本へ来て天気回りがあまり良くない。その上天気予報がころころとよく変わる。これも困ったものである。
なに? 火曜日から金曜日までは雨? ならばチャンスは今日と明日しかない。なのに訪れたいところはまだ結構ある。そこで昨夜ばあさんとも相談の上出かけることにしたが、連休最後の日曜日、大丈夫だろうか。
悪い予感が的中、高速道路を走っていると雨が降ってきた。九州も南のほうが天気が悪いようだ。小林インターチェンジで高速道路を離れ、10時前、生駒高原に到着するもまだ小雨が降っている。まあ仕方がない。今日はのんびりしようと車の中で雨がやむのを待った。
待つこと30分、ようやく霧雨に変わったようだ。そこでとりあえず私だけでも様子を見に行こうと車を離れる。なに? 天候不良で入園が無料? これはまた良心的なこと・・・。ところが見てみるとポピーはまだ5分咲きくらいじゃん。道理で・・・。今年は10日ほど遅れているそうな。
少しぬかるんだ道を進むと随分奥のほうまで見渡せ、かなり広そうだが、濡れた芝生の中をそんなに遠くまでは歩けない。またそこに咲いているのはまだ残っている菜の花くらいかな? 目の前の芝生の中に金魚草の花壇、そしてポピーもところどころで咲いてはいるが・・・。
雨もようやくあがったようだ。そこでばあさんを連れ出した。とは言え、そんなに歩けない。まあ、広い園内と可憐な花の様子を少しは感じてもらえたかな?
時間は11時を過ぎている。雨は何とかあがったが、霧がかかり見通しは良くない。だが仕方がない。ここまで来たのだからえびの高原へ向かうとするか。
雨に洗われた新緑が目に優しく、山桜も咲いていた。だが車にはほとんど会わない。やはり今年始めに噴火した新燃岳の影響かな?
ほどなく不動池に到着。ところが結構車が停まっている。いくつかの池を巡るハイキングコースがあるそうだ。
池の反対側は岩がゴロゴロしているガレ場で賽の河原と言うところ。韓国岳への登山口の階段にはロープが張られ、登山禁止の立て看板。もしかして我々はとんでもないところへ来たのかもしれない。
しかし今更そんなことを言っても始まらない。そこで予定通り霧島神宮へ向かったが、高千穂の川原方面への道路は通行止めになっていた。やっぱり・・・。
新緑の森から湯煙がもうもうと立ち上っていたが何も考えずに通過した。霧島温泉? しかし旅館など見えなかったけど・・・。
ほどなく丸尾の滝。こんな国道沿いにあるんだ〜・・・。なんだか滝壺が濁っている。これは硫黄? 温泉?
1時過ぎ、霧島神宮に到着。ところが目の前はかなり急な階段ではないか。そこで少し引き返し、観光案内所で聞いたところ車でも登れるそうで無事参拝させていただく。だが本殿は工事中で少し残念。
時間は1時半。神話の里公園に隣接されている道の駅霧島で遅い昼食。家族連れが遊ぶところはいろいろありそうだが、この天気、いやそれ以上にここでも新燃岳噴火の影響だろうか、人は極端に少ない。
ようやく空も明るくなり、見通しも少しは良くなったようだ。
来た道を引き返し、再びえびの高原へ。ようやく晴れ上がり、青空がまぶしい。そんな青空に未練を残しながら鹿にも見送られ、えびの高原をあとにした。
途中、白鳥温泉上湯でひとっ風呂。だが階段がある。しかし建物の裏手まで車で登れば良いと教えてもらい行ったところ・・・なに? たった1台だけ? これはご親切に・・・。露天風呂からの眺望を楽しみながらのんびりと湯浴みをする。
あとはえびのインターチェンジまで下って高速道路で熊本まで。6時過ぎ帰着。
天気には恵まれなかったが、つい先日までは新燃岳の噴火で大変だったところ。何事も無く無事訪れることができたのだから、それだけで十分だろう。
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