旅 日 記


弘前城の桜 最後のみちのく?


角館 2012年4月30日(月)


 一昨日夕方の情報では角館の桜、武家屋敷では5分咲き、桧木内川では3分咲きだった。そこへ昨日のあの暖かさ。どちらも見ごろを迎えていることだろう。

 曇り空ながら天気が崩れる心配はなさそうだ。そこで7時30分に飛び出した。角館樺細工伝承館前の身障者用の駐車場に車を停める。まだ8時過ぎなのに、もうかなりの人出である。

 ここは2回目、いや夏を含めれば3度目になる。そのどちらのときもお世話になった人力車のお姉さん、まだ姿が見えない。お会いするのを楽しみにしてたんだけど・・・。とは言うものの今回は車椅子。満開の枝垂桜を見ながらのんびりと武家屋敷の通りを押して歩くことにした。

 駐車場の隣の公園では桜が満開。

 またここでも大きな土筆が群生している。こんな町中なのに・・・。同宿の秋田のお方に聞いたところ、土筆なんて皆、踏んで歩いているよ〜・・・だそうな。

 武家屋敷通りの桜もほぼ満開だろうか。前回聞いた説明を思い出しながらのそぞろ歩き。しかし、ほとんど忘れていたけど・・・。

 黒塀と薄いピンクの枝垂れ桜。やはり良くお似合いである。ばあさん、お土産屋さんでは各駅停車。今日は急ぐ旅でも無いことだし、まあ、いいっか。

 やがて角館の街中へ。今度は安藤醸造元本店で味噌たんぽだそうな。これもおいしくいただき、ゆっくりと休憩。え〜、醤油ソフトはここでは売ってないの? ばあさん残念そう。

 そして田町武家屋敷へ。田町武家屋敷ホテル、西宮家、新潮社記念文学館。各所に枝垂桜が見られる。

 あれは? 梅の花? 桜と梅、みちのくでは普通のことだろうけど・・・。

 ドンドン、ドンドン、ドカ〜ン! あ〜、びっくりした〜。花火? 10時から歩行者天国になった合図らしい。

 今度は駅の方角へ。ばあさんの目的はフルーツパーラーさかい屋である。20分ほど待たされたが、イチゴたっぷりのパフェに大満足のご様子。

 そして次は桧木内川へ。満開じゃん。前回は咲き始めたところでしょぼかったけど・・・。これは見事な桜並木でボリューム満点、見ごたえたっぷり・・・。

 内川橋から川沿いの遊歩道を車椅子を押して歩く。ところが・・・なに? 地道? その上砂利道でとても押し辛い。ゆっくりゆっくり。桜を眺めながらだから、まあ、いいっか。

 しかし、横町橋でもう限界かな? ところがこの先、橋のたもとから花見のメーン会場らしく、たくさんの人・・・でも橋の上からでも十分じゃん。

 今日は随分な距離、車椅子を押して歩いたから少し疲れたようだ。時間もお昼時。さて、昼食は? お目当てのお店を含め、どの店も長〜い行列が出来ている。道路にも人が溢れ、これは我々夫婦の来るところでは無さそうだ。なんだか人に酔いそう・・・。

 上の写真が朝8時過ぎ、下が12時過ぎの武家屋敷通りの様子である。これではどうにもならないだろ?


 ならばもう帰るとしよう。駐車場はちょうど歩行者天国のところにあるが・・・。しかし通行止めの看板はほんの10mほどのところにあり、その先は通れそうだ。これならなんとかなるかな?

 何分パン好きのばあさんである。この角館でも見つけてあった。国道105号線沿いにあるルーシーカンパニーと言うお店。ケーキ屋さんでもあるが、一押しは角館バーガーだそうな。ならば買って帰るか?

 店内に椅子が置いてあった。

 「ここでいただくことはできますか?」

 「どうぞどうぞ。」

 そこでお言葉に甘えさせていただくことに。何分お腹もすいていたもので・・・。ジュースも有り、ハンバーガーとソーセージたっぷりのホットドッグの昼食。結構なお味でばあさんも大満足。

 お買い物もして2時半帰着。あとはの〜んびりとお昼寝タイム。これって、最高じゃん。


Next  Back  Home