2003年(平成15年) インターネットとデジカメ
東北を一回りしたところで旅の目的も達成、大満足であり、これでもう旅も終了・・・思い残すことも無い。気が緩んだのかその後体調もすぐれず、出かけることも少なくなっていた。そんな5月始め、長男がお古のノートパソコンとデジカメをプレゼントしてくれた。インターネットは初体験である。恥ずかしながらその歳になるまでそんな世界には縁が無く、全く知らなかった。
早速帝釈峡と奥出雲おろちループへ。それまで写真には興味が無くフィルムのコンパクトカメラで記念写真しか撮らなかったが、その旅では風景写真を中心に100枚は写しただろうか。フイルムの心配もいらず、失敗すれば消せば良い。またパソコンに保存すればプリントする必要もなく経済的である。
旅の形も変ってきた。古いガイドブックだけを頼りにしていたが、インターネットでは情報が無尽蔵に得られる。予定も組みやすく、新たな発見、また選択の範囲も広くなってきた。それまで知らなかったことがいかに多かったか・・・例えば2001年の秋に会津若松から塔のへつりへ向かったのだが、近くには大内宿もあるじゃん。また2000年10月17日に行った立山だが、紅葉の見ごろは9月末から10月初めだそうな。同じ行くなら・・・なんと愚かなことなりや。
それよりあれだけ好きな花見にも行かなかったほど旅への意欲が薄れていたものがインターネットとの出会いでまた旅への意欲がふつふつとわいてきたのである。まだ行っていないところのいかに多いことよ。そこで9月には富士山から房総、伊豆へ、また秋には信州へと・・・なに? 大河内峠? 春日渓谷? そんなの持ち合わせのガイドブックにはどこにも載って無いじゃん。
また歳と共に体力が落ちてくるのは必然のこと、その上体調不良も重なり、夜行運転、長距離運転が厳しくなってきた。そんな私を気遣い、ばあさんは高速道路の利用を勧めてくれ、ハイウェイカードから、ついにはETCを設置した。
2003年12月末、試行錯誤の上なんとかホームページを開設した。苦労して写真も載せ、一応の形にはなっていたかな? しかし今思えば恥ずかしいくらいの代物であった。その後何度も手直しをして、一応の格好になるには1年以上かかっただろうか。その後も更新を続け、今ではそれが生きがいになっている。なに? ボケ防止? それあたっているかも・・・。
Next Back Home
|